真空遠心濃縮器 RMC・RVC
■少量の試料液の濃縮、および、試料液に含まれている揮発性物質の除去は、バイオサイエンス領域では、日常業務の一つです。これは、案外、時間と手間の必要な仕事である上に、その仕上がり具合いが次の仕事の良否を左右します。例えば、ペプチド、DNAなどを化学合成し、HPLCによって目的物を分離精製する際には、あらかじめ、合成物溶液の濃縮、有機溶媒の除去を行なう必要があります。この様な場合に、KPI真空遠心濃縮器はすばらしい威力を発揮します。
■少量のサンプル液から有機溶媒などの揮発物を効率よく除去できます。
■少量のサンプル液をより微量に効率よく濃縮できます。
特長
- 従来の方式と原理的に異なる独自の方式(ワイドカプリング方式)を採用していますので、ロータとの回転応答性がよい。脱カプリングしません。(特許第2933665号)(ロータとモータは直結しておらず、モータはチャンバー外に独立しています。)
- 回転駆動部とロータ室は、完全分離型で真空漏れは起こりにくいです。
- 不安定なサンプルを濃縮中にチャンバー内の温度が上昇しない様にファンで強制冷却しています。
- 回転音は、極めて静かです。
※RMC-24Sタイプは、スターラと組合せて使用できます。スターラは特注品UM-24Gの使用をお勧めします。
仕様
一体型
コードP-17 | -02 | -04 | -11 |
モデル |
RMC‒24 |
RVC‒48 |
RVC‒96W |
本体寸法(mm) | 220×260×235H | 316×340×300H | 406×450×345H |
チャンバー材質 | ステンレス(304)ETFE加工(テフロン) | ||
チャンバー寸法 | 内径 φ161×94H | 内径 φ258×130H | 内径 φ350×150H |
ロータ | 24A・B | 48A・B・C・D | 96WA・96WS |
回転数 | 2000r/min | ||
電磁ブレーキ | 有り | ||
温度範囲 | 室温~60℃デジタル表示・デジタル設定 | ||
センサ | 熱電対 K | ||
ヒータ | 100W | 200W | |
ファン | – | 有り | |
真空ゲージ | 有り | ||
吸引口径 | 外径φ13 | 外径φ15 | |
重量 | 10Kg | 18Kg | 33.5Kg |
電源 | AC100V 1.4A | AC100V 2.4A | |
価格 | ¥410,000 | 価格照会 | 価格照会 |
※上記の価格にはロータは含まれておりません。別途ご購入してください。
ロータ部/駆動部 分離型
コードP-17 | -05 |
モデル |
|
本体寸法(mm) | 200×250×100H |
チャンバー材質 | ステンレス(304)ETFE加工(テフロン) |
チャンバー寸法 | 内径 φ161×94H |
ロータ | 24A・B |
回転数 | スターラ側回転数 |
電磁ブレーキ | ー |
温度範囲 | 40℃、60℃の2段切換 |
センサ | サーミスタ |
ヒータ | 100W |
ファン | ー |
真空ゲージ | ー |
吸引口径 | 外径φ13 |
重量 | 5.6Kg |
電源 | AC100V 1A |
価格 |